ホメオパシーという治療をご存じでしょうか？
日本語では

「　同種療法　」
と訳されます。

ドイツ人医師　ハーネマンが考案した治療法です。
ハーネマンは、マラリアの治療薬を飲んだら、マラリアと同じ
症状がでるのを発見しました。

そこから、
「病気と同じ症状が出る物質を希釈して服用すれば、治癒力が
発揮されて病気が改善する」
と考え、作られた治療法です。

つまり、頭痛なら、頭痛を起こす物質を充分に希釈して服用する。
そうすると治癒力が働き、もともとの頭痛が改善する。
という事です。


服用する物質は自然界にある植物や鉱物など天然物で、更に
害が無いよう充分希釈して服用します。

副作用のない治療法としてイギリスを中心に行われています。
イギリスでは医師が行う治療で、保険も適用されます。
英国王室では、専属のホメオパシーの医師がいて王族に治療します。


その治療法に対して昨日、日本学術会議の会長が
「ホメオパシーは荒唐無稽で効果は全くない」
と談話を発表しました。

日本医師会、日本医学会、歯科医師会、薬理学会も
賛同を表明するそうです。

効果が無い事を表明した根拠は
　「イギリスで行われた科学的調査で効果が証明されなかった」

イギリスで保険が適用される事については
　「広く国民に浸透しているので、保険から外せないから」

としています。

自分たちで調査した訳じゃないので、何でそんなにバッシング
するんだろう、とは思いますが、副作用の無い治療法が
否定されるのは、残念な事です。


ちなみに、整体でも同種療法ではないですが、似た考え方が
あります。

伸びてゆるんだ筋肉を更に伸ばす。
すると、脳は、「これ以上伸びると危険だ」と判断し、
縮むように命令を出し改善します。

反対に、硬直して縮んだ筋肉を更に縮めると、
脳は「これ以上縮むのは危険」と判断し、
ゆるむように命令を出し改善します。

これを反射といいますが、人間の体は複雑ですね。

最近、肩痛で来られる方が激増しています。
ほぼ毎日違う方が来られています。

なぜ、肩痛の人が激増したのか、考えてみると
たぶん、猛暑のせいです。

猛暑になると、エアコンか扇風機をフル稼働させますよね。

そうすると、肩に風が当たったり、低い室温にさらされたりして
肩が冷えてしまいます。

もともと肩が弱い人なら、肩こりを通り越して、痛みになってしまうんです。

猛暑がこれだけ続くと、毎日体を冷やすので、要注意です。

特に肩、首、背中は風を受けやすいので、注意して下さい。

どうしても風が当たる場合は、タオルを肩や首に掛けるなどの
対策も必要です。

健康快復センター江南　 では８月１３日から１５日まで
お盆休みですが、休み明け早々から、肩痛の人の予約が
入っています。

熱中症と共に気を付けて下さいね。